にはたづみプロジェクト代表、中村真より
2019年のAIR SPLASH TOYAMA そしてLIVE SPLASH TOYAMA 、無事終わりました。
どういう動きが起こってくるのか、今期は名を改めた一年目、暗中模索の中、企画を進めていきました。
ミュージックキャンプは、より主体的な参加意思と意欲を問われるレジデンスへと形を変えました。
与えられたものに参加するのではなく、参加することは、すなわちAIR SPLASH TOYAMAに対する、参画なのだ、AIR SPLASH TOYAMAそれ自体を創作するんだ。
まだまだそんな段階には至ってない。
10年やってきたミュージックキャンプは終わったんだなと思います。
これからは、AIR SPLASHが始まったのだな、そう実感する9日間でした。
個人的には、11年間で最もしんどいキャンプ、いやAIRでした。
なるべく自分が介在せず、それでいて責任を取らなければならない、何もしないことの重みをとても感じた9日間でした。
もう運営委員会は、新しいことに向かって進み始めています。
今年の反省点は山ほどある。それらをまず整理するところから始めています。
我々を応援してくださった皆様方、そして、参加してくださった国内外のアーティストの人たち、そして、いつも貴重な知性をキャンプAIRに与えてくれているゲストアーティスト各位、そして何よりも、一年365日、AIR SPLASH のことを考えてくれ、共に歩んでくれた、運営、津山遼、元井康平、吉川大介、小泉智誉、小和瀬聡実、ああそして箙耕太郎、ありがとうございます。
ぼくは11年間のキャンプ運営で一度も泣いたことはなかった。だけど、ライブ最終日、この一年の苦労を共にしてくれた彼らに対しての謝意を述べた瞬間に声が詰まった。11年間で初めて涙が出た。
線路は続く。まだまだ先にね。
※ 編集注:運営はあと一人、田中秀幸がいます