AIR SPLASH TOYAMA ワークショップレポート(2)
今回はプロアマ混成セッション。ボーカル、ギター、ピアノ、ドラム、ベース(私)、のクインテット。In a mellow toneを演奏。

演奏後、まず指摘されたのが、ボーカルの舵取り、特にカウント。カウントに関しては今回参加した(前回以前もだけど)多数のボーカリストが度々指摘されること。
・カウントする前にちょっと口ずさんでイメージができてからカウントする
・イントロ が始まってもしばらくカウントを続ける
とのアドバイスがありました。ボーカリストはカウントを「受ける」ことがないので、こういうフィードバックはありがたいんじゃないかと思います。
また、サウンドチェックについても指摘がありました。
・ボーカル、ギター(多くの場合ベースも)等、アンプのツマミでボリュームを調整する楽器はいかに早く適切にそれを調整するかが重要。上手い人はサウンドチェックが早い
・ハコの四隅を見渡して、このスペースがどういう響きをするかイメージする。上手い人はそれをそのハコに入った瞬間行う。

また、ベースにも指摘。ベースソロで明らかにピッツィカート(指弾き)の雰囲気のところをアルコ(弓弾き)でやった(それでもピアノのバッキングは2拍めからそれに似合ったトーンになった!「え!アルコでやんの!?」と思っていたそうだが)。
割と私はそういう挑戦をしたがる癖があって、その理由は2つある。一つには、ピッツィカートのようにアルコが弾ければそれだけ表現の幅が広がるのでその修行、もう一つが、そういう場にそぐわないことをやることで音楽にハプニングが起きないかなぁ(みんな上手いからいい感じにまとめてくれるだろう)、というもの。あまり成功したことないけど。
それに対して中村真、チャレンジするのはいいことだけど、それにはそれだけの根拠が必要、との指摘。なるほど、ただ「アルコで挑戦だー!」だけじゃなくて、それをやれるタイミングをはかったり、それまでの持って行きかたが重要なのか、と理解しました。
